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ソフトバンクのARM買収 知っておくべき5項目

投稿日:2016年7月25日 更新日:

ソフトバンク・グループは、英国の半導体設計大手ARM(アーム)ホールディングスを現金320億ドル(約3兆3900億円)で買収することで合意した。ARMは、一般の消費者にはほとんど知られていないが、同社の技術は、世界中のほとんどのスマートフォンや成長するIoT(モノのインターネット)に使われている。

1.多くの人が知らない重要なハイテク企業

ARMは、アップルやサムスンなどの世界のスマホが使用している半導体の95%超を設計している。同社の半導体技術は、電力消費やコストが低水準なことから業界標準となっている。B2B(企業間取引)企業であるARMは、一般消費者にはそれほど知られていないが、英国のトップクラスのハイテク企業である。

2.失敗したアップルのiPhone先駆けに携わる企業として誕生

ARMは、アップル、英エイコーン・コンピューターと米VLSIテクノロジー(半導体メーカー)の共同事業として1990年に設立された。当時アップルが開発していたデジタルアシスタント端末「アップル・ニュートン」向けの半導体を開発することが目的だった。ニュートンは93年に発売されたが、失敗に終わった。

3.工場がない

半導体の工場を建設するには、巨額の設備投資が必要なため、世界をけん引する半導体メーカーの多くは「ファブレス」だ。つまり、彼らは工場を一切運営していない。ARMもそのような企業の1つだ。同社の約4000人の従業員は、半導体の設計に注力している。半導体は「ファウンドリー」と呼ばれる半導体の受託製造会社が顧客向けに製造する。

4.スマホ市場の成長は鈍化している

ARMの投資家は、世界のスマホ市場の減速を注視している。ARM株は直近の四半期決算が発表された2月に急落した。このとき、同社は2016年通年の売上高が「現在の」市場予測に沿ったものになろうとの見通しを示した。スマホ業界の専門家は当時、今年の市場についてその数カ月前に比べ強気な見方をしなくなっていた。市場の成熟に伴い、アップルなどの主要スマホメーカーの売り上げが勢いを失ってきているからだ。

5.スマホの先を見据えている

ARMはIoTに投資している。IoTは、自動車や電灯などの日常的なアイテムをインターネットにつなぐことに関係する。ARMは5月に、英国のスマートカメラ企業アピカルを3億5000万ドル(約370億円)で買収した。アピカルの技術は、電子機器が自らの環境から学ぶことを可能にする。例えば、防犯カメラが人間と猫を識別するといったようにだ。

By EVA DOU

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